~名バイプレーヤー~
俳優:オ・ジョンセ(오정세)
最近、この俳優さんが出ていないドラマは見てない気がします!
悪役、問題児、財閥の息子、刑事、お調子者、弁護士、タレントのマネージャー、テレビ局プロデューサー、社長、障がいのある役など、その役柄は、幅広い事!
*画像をお借りしました。
ここ数年のオ・ジョンセさんが出演しているドラマは、ヒット続き!全部ではありませんが、いくつか出演ドラマをあげてみました。ご存知のドラマもあると思いますが、どれもが、インパクトのある役柄で、オ・ジョンセさんの演技が光っております。
「サイコだけど大丈夫」
「ストーブリーグ」
「真心が届く」
「ミストレス」
「ミッシングナイン」
「ビューティフルマインド」
「タンタラ」
「もう一度ハッピーエンディング」
「未来の選択」
「会いたい」
1997年に映画でデビューしたオ・ジョンセさんですが、数年後からドラマにも出演するようになりました。今では並行してどちらにも出演しています。韓国では、以前は、俳優は、“映画班”と“ドラマ班”のように、どちらかにしか出ないという方が多かったのですが、ここ数年では、映画とドラマの垣根を越え、両方で活躍している俳優さんが増えてきています。ちなみに、映画では、大ヒットした「エクストリーム・ジョブ」にも出演しています。
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そうしてキャリアを積まれてきたオ・ジョンセさんが、6月5日に受賞式が行われた「第56回 百想芸術大賞2020」で、ドラマ「椿の花咲く頃」で男性助演賞を受賞しました!おめでとうございます!
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受賞式でのオ・ジョンセさんのスピーチが感動的だったと話題になりました。通常、受賞式などのスピーチは、お世話になった方たちの名前を列挙し感謝の気持ちを伝える、というのが主流なんですが、たまに、俳優さんご自身の考えや思い、この先の韓国芸能についての希望についてお話する俳優さんもいらっしゃいます。今回、オ・ジョンセさんは、ご自分の気持ちをお話していました。
その時のスピーチを和訳してみました。
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ある作品は成功したり、またある作品はひどく失敗することもあったり、
知らぬ間にこうして素晴らしい賞まで頂く作品もありました。
これまで、100本以上の作品に参加してきましたが、全ての結果が違うというのは、不思議なことです。
自分では全ての作品において、同じ思いで、同じように一生懸命にやってきました。
振り返ってみると、自分がうまくできたから良い結果がでたわけでもなく、
自分のせいで失敗に終わったのではないという考えが浮かびます。
世の中には、一生懸命生きている人々がたくさんいます。
そういう人たちをみると、世間は不公平だと思います。
挫けずに一生懸命自分の仕事をしているたくさんの人たちが皆、
同じ結果が与えられるということはないからです。本当に不公平だと思います。
それでも、失望したり、疲れ果てたり、あきらめたりせず、
皆さんが何をするにしても、それを続けて欲しいと思います。
自分を責めないでください。あなたのせいではありません。
そうして続けていると、いつもと同じようにやったのに、これまで受けることができなかった、慰めや素晴らしい結果がみなさんのもとを訪れることでしょう。私にとっては、“椿”がそうでした。
(*椿:ドラマ「椿の花咲く頃」)
皆さんも必ず、みなさん自身の“椿”に出会う事ができると信じています。
こんなに辛いのに世間はわかってくれないと思う時、心の中でこう思ってください。
「必ず自分だけの“椿”に会う事ができる」と。
みなさんの椿の花が、大きく花咲くことを、
わたくし俳優オ・ジョンセも、応援いたします。
ありがとうございました。
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俳優としてのスピーチというよりは、ひとりの人間として、みなさんへ応援メッセージを送ったように思います。私自身もこのスピーチで感動し癒された気がします。また、このスピーチを聞くと、オ・ジョンセさんにとって、ドラマ「椿の花咲く頃」は特別な作品になったのだな、とおもいます。
私は今、
Netflixで配信中の
「サイコだけど大丈夫」を視聴しています。
*画像をお借りしました。
オ・ジョンセさんは、劇中、自閉症の役を演じているのですが、それが素晴らしいです。泣けて笑えてまた泣けて。このドラマは、キム・スヒョンが主演ですが、私の中では、オ・ジョンセさんとの“ダブル主演”と思ってみています。
機会があったら、俳優オ・ジョンセさんの作品をぜひ見てみてください。